« 意識して叶える | トップページ | 「MECEな自分史年表」 »

2018年9月 7日 (金)

プロ野球の組織事例

東京本気道場のオヤブンと申します。
今年2回目のブログになります。
私がスポーツマーケティング会社にいるということもあり、
今回はプロ野球の組織についてお話させてください。

球団の組織はいわゆる「機能別組織」になります。
大きく分けると3つの組織に分かれます。
ベースボールオペレーション、ビジネスオペレーション、そしてスタジアムオペレーションです。
これはメジャーリーグでも同じです。

ベースボールオペレーションはいわゆる「チーム」の部分で、
選手、監督、コーチ、トレーナーなど実際のプレーに関連する組織です。
ビジネスオペレーションはチケット、スポンサー、グッズ、ファンクラブなど
さらに細かい機能に分かれており、球団のビジネスを担います。
スタジアムオペレーションは球場の施設運営になります。
これらが三位一体となり、連携を取りながら球団運営をするわけです。

しかし、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
日本の場合、この中の「スタジアムオペレーション」が別会社になっているケースがあります。
例えば東京ドームや札幌ドーム、ナゴヤドームなどです。(ドームが多いです。)
そうなるとそれぞれの組織に横串がささりにくく、連携が取りにくくなってしまいます。
球団経営がうまくいかない理由にスタジアム問題があるのです。

イベントやプロモーション、グッズ販売には特に球団と球場の連携、情報共有が必要ですが、
球場が別会社のためファンサービスやグッズ売上などにその影響が出てしまいます。
財務的にも悪影響があります。DeNAに買収される前の横浜ベイスターズがいい例です。
ベイスターズは横浜スタジアムに高い使用料を払い続けてずっと赤字なのに、
横浜スタジアムはずっと黒字だったというケースもありました。
メジャーリーグが成功している理由の一つは、
球団が球場を保有し、3つの組織の連携取れているからです。

ここ最近、ソフトバンクや横浜DeNAが球場を買収したのはそのためです。
楽天や千葉ロッテなどは自治体が持つ球場施設の運営権の委託を受ける
指定管理者制度を利用して、自前の球場ではないですが自らで球場運営を行っています。
日本ハムは札幌ドームをでて自前の球場建設が既定路線です。
プロ野球はこの組織の問題に気付き、変わり始めています。

スポーツビジネスにおいても例にもれず、
組織同士の連携、情報共有が大変重要であることが分かります。

スポーツの話になると熱くなってつい長文になってしまいますので、この辺で失礼します。

« 意識して叶える | トップページ | 「MECEな自分史年表」 »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

親分さん

あお先生です。

さすがの分析ですね。

親会社の宣伝目的から球団が経営を成功させなきゃいけない時代になってきてますからね。

球団が休場保有をするとその球団施設保有の為の資金を概ね負債で抱えることになり、そのことによる安全性の低下に対しての対応策と、巨額な固定費を収益で賄うため、球場の野球以外での利用をいかに優れたマーケティングで促進するかがポイントですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1289921/74169066

この記事へのトラックバック一覧です: プロ野球の組織事例:

« 意識して叶える | トップページ | 「MECEな自分史年表」 »

ポチっとポチっと!!

  • にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
    にほんブログ村
    ブログを読んで頂いた皆様、ポチっとポチっと↑お願いいたします。

最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ